2013年6月21日金曜日

法月綸太郎の「生首に聞いてみろ」を読みました(ネタバレ無し感想

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生首に聞いてみろ読みました

法月綸太郎の久々の長編という事で気になっていたけれども、中々手を出せなかった。待ち焦がれていた作品でもあって、期待をふくらませて読み始めた。法月作品らしく、衝撃は少なく緩やかに物語は進む。刺激的な小説が増えた中で、こういう穏やかな立ち上がりは珍しい。
そして、本書を半分ほど進めてようやくギアが1段アップされる。読者が待っていた「事件」が起きる訳だ。そしてその事件をきっかけに徐々に徐々に伏線が散りばめられていく。緩やかに思える前半にもそれは充分にあるのだが、それよりもやはり、ミステリーは「事件」あってこそだ。
このような、残酷な読者の渇望を満たすために、作家法月綸太郎は苦心に苦心を重ねてたくさんの謎を解く手がかりを散りばめる。ミステリーを読み慣れていない人、あるいは少しだけしか読んでない人には散りばめられた謎に気づかずに読み進めてしまう。しかも、気づかなくても大筋の所では問題ないように話が進んで行くのが憎い。
作中探偵の法月綸太郎は後期クイーン問題を抱えつつも、真相へたどり着こうともがく。無責任な読者は作中探偵に対して何度もこう思うはずだ。「何をしてるんだ」「間抜けか」「本当に名探偵なのか」と。いや、彼は名探偵なのだ。名探偵だからこそ、読者が知っている情報を知らない上でああいった行動を取るしか無いのだ。
こうして、読者はメタ視点で物語を読み進め、ようやく名探偵が名探偵として振る舞える舞台が整う。しかし、多くの読者はここで飽きている。これだけの「謎」の為に、ここまでの大量の文章を費やす必要があったのかと。
必要があるのだ。なぜなら、法月綸太郎はあくまでもフェアであろうとするから。死にゆく本格を、彼は心底愛してるからこそ、ここまで文字を積み上げ、嫌々ながらも法月綸太郎を狂言回しとして回し、そしてラストへと読者を導くのだ。ただ、読者というのは実に我儘の上、理解力が大いに欠けてる連中が多い。故に、作者としての法月綸太郎の苦労はわからないし、探偵としての法月綸太郎の苦労も理解出来ない。
いずれにせよ、今回もまた『名探偵』法月綸太郎が事件の最大のミステリーを解き明かす所でこの物語は終焉を迎える。それは一言で言えば「悲しい」終わり方であった。願わくば、そのような終わり方は避けて欲しかった。
しかし、全てのピースを、フェアに積み上げて組み上げると、このような結末しかあり得なかった。そのような、物語でした。
恐ろしいことに、この文章、一切のネタバレなしです。なので、これで興味を持たれた方は是非読んでみましょう。
尚、文中で再三強調しています通り、ミステリーの、それも本格と名のつくロジックで全てが解けるファンタジーが大好きだって人以外にはお勧めできません。それほど、地味で、悲しい物語なので。

一応、AA


法月綸太郎もこういう作品書いちゃうとまた次が書きづらいだろうなぁ。ホント、本格という分野は緩やかな自殺行為だよ。 書くネタがどんどん無くなる。

2013年6月16日日曜日

学びは楽しい

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なぜ学び続けるのか

学ぶことは実に素晴らしい事だ。しかしながら、学ぶことを嫌う人が多い。思うに、学ぶことが嫌いという人は、「勉強」が嫌いなのだろう。確かに、人から押し込められる勉強ほどツマラナイものはない。自分が好きなこと、そして興味を持つことは自然と学ぼうと思う気持ちが湧いてくる。
モチベーションの高さというのは要するにどれだけそれを好きになっているかどうかである。僕の場合、プログラミングをはじめ、多くのことが好きだ。好きだから貪欲に学び続ける。学ぶことは喜びであり幸せなのである。
本来、学習する事による楽しさというのは、多くのエンターテイメントよりもずっと楽しいものだ。とはいえ、今世の中には多くのエンターテイメントが溢れかえっており、それで擬似的な満足を得ている。ただ、それは結局の所その場しのぎの楽しみでしか無い。学習による学びの素晴らしさは、学んだことが永続する可能性が非常に高いという点だ。
今まで学んできたことで無駄になった知識は無い、とは言い切れないが、それでも学んできたことは少なくとも僕の人生を大きく彩り形作り導いてきてくれた。
今後もそうしていきたいし、今後もそうしていくだろう。

最近やっていること

grunt.jsにハマっている。これはすごい楽しい。今までも、livereloadのコードは試してきたり自分で作ったりしたけれど、いまいちだった。
grunt.jsは設定を変えるのが簡単というか、僕がJavaScriptに詳しいからこそ、楽しいんだと思う。
今まで学んだ知識をフィードバックしながら開発出来るのは実に楽しい。自分の興味や趣味の範囲は徐々に変わるが過去の資産を活用しながら新しいことを覚えていけるというのは本当に素晴らしいと思う。
そういう時代になったというのも、僕にとっては幸せなことだ。
落ち?無いよ。

2013年6月15日土曜日

previmにpull requestしたよ~

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previm pluginにpull requestした

これは素晴らしいコードだと直感的に思った。何より、すごいシンプル。
余計なツールのインストールは僕も苦手だ。
それに、環境依存になってしまうのが残念。

このコードの素晴らしい所は、JavaScriptで必要充分な事が行われている所。
製作者は、JavaScriptにあまり詳しくないのかもしれないが、jQueryでさくっと書いてやりたい事を実現していた。
で、JavaScriptをそれなりにかじったことがある人なら、大体どういう事をしようとしているのか分かったので、適当にその部分を修正する事にした。ヒャッハー。

どこが主に問題だったの?

Operaで動いていないことだよ!!!!!!!
だから、Operaで動くようにコードを直すついでに、pull requestした。
いや、それを除いたとしてもこれは良いプラグインだと思います。
Simple is best.

以下、蛇足

  • gitはすごいね。pull requestが超カンタン。
  • 今回の修正だと、IE6-8には対応していない書き方をしているけれど、わざとです。
  • Markdownを覚えて、Vimを使ってる人種にIE6-8をメインブラウザにしてる人は居ないという判断
  • addEventListenerの所をonloadに変えれば、多分、IE6-8でも動くと思うけれど、appendの順番間違えるとバグるから、やらない方が良い

2013年6月14日金曜日

部屋を綺麗に保つ三つの習慣

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部屋を綺麗に保つ三つのポイント

iPod touchのお陰で生活スタイルを劇的に変化させる事に成功した僕なのですが、部屋を綺麗に保つためのポイントが分かったので簡単に書き記したいと思います。
普段から部屋が綺麗な人はしごく当然のように行なっているとは思いますので、そういう方はこの駄文を読まなくても良いでしょう。
ポイントは三つです。

  • 片付ける範囲を決める
  • 片付ける曜日を決める
  • 捨てる

それでは、個別に解説していきます。

死ねばいいのにを読みました【ネタバレあり感想】

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死ねばいいのにを読みました

読書熱が再熱し、京極夏彦の「死ねばいいのに」を読みました。


ストーリーはこんな感じです。ある派遣社員OLが殺され、その関係者を若い男が尋ねてそのOLの事を聞き出す。ただそれだけのストーリーです。

以下、ネタバレ感想です。

2013年6月5日水曜日

iPod touchのお陰で部屋が綺麗になった

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如何にして僕は部屋を改善する事が出来るようになったか

汚部屋というほどではないのですが、結構散らかっている部屋でした。一人暮らしの男性+ぼっち勢なので、友達が遊びに来るというレアイベントはなかなか起きず、結局自分が好き勝手な生き方をする事ができ、結論として僕の中で優先度の低い掃除というカテゴリが中々進まない状況でした。
さて、自分勝手な人間でも、人間社会という枠組みで生活している以上、他の人へ何かしなければいけないことがいっぱいある訳です。人間社会という枠組みから飛び出して"I'm all FREEEEEE!!!!YEEEAAAAHHHH!!!!"と叫んで孤島で野垂れ死にするという選択肢が別に無いわけでは無いのですが、まだ現世への残滓が残っているので、とりあえずとどまってやらなきゃいけないことを色々やる訳です。
で。
やらなきゃいけないこと、やるべきこと、やりたいこと。これらは似ているようで全然違うものです。やらなきゃいけないことは本当に迅速に処理すべきですし、やるべきことは処理できるときに処理すべきことで、やりたいことは処理しなくてもよいケースが多々あります。それまでの僕ですとこの区別が結構曖昧で、そして人間たるもの自分の欲望には逆らえず、やらなきゃいけないこととやるべきことを後回しにしてやりたいことをやるというやり方をやってました。多少若いとエネルギーが溢れて余っているのでそれをしても尚全部こなすことが出来るのですが、加齢を重ねてしまった結果、それが簡単にはできなくなりました。自分が若くないという認識を持ちつつも、有限の時間を効率よく使っていくには脳みそが劣化している状態でした。
そこで、それを解決したのがiPod touchです。これは余談なのですが、iPod touchを購入した10日後に円安の煽りを受けて5,000円も値上がりしてしまい、ホントすごい良いタイミングで買えたなと思いました。余談終わり。
iPod touchには色々なアプリを入れましたが、僕の生活を激変させたツールは以下の二つです

Clear

Clear

リマインダー

リマインダー

それぞれの役割

どちらもToDoアプリっぽくてそれぞれ役割が違います。
Clearは日常のルーチン的な事を登録しています。そしてそれを何度も利用します。例えば、お出かけリストというリストを僕は作っています。これをチェックする癖をつける前は、忘れ物をしてしまい、家を出る→家に戻るというロスが結構生じていました。これがゼロになったというのはかなりの改善点です。
他にも、普段自分が行ってる仕事でのルーチンワーク(税務関係etc)も忘れずにチェック出来るようになったのはこのClearのお陰です。
一方、リマインダーは自分のやらなきゃいけないこと、やるべきこと、やりたいことを綺麗に分割出来るアプリです。
やらなきゃいけないことには期限を設定し、それまでに必ず処理します。
やるべきことには期限を設定しますが、期限が来てもリスケして対応します。
やりたいことには期限を設定しませんが、一日一回見なおすことでやりたいことを思い出せるようにします。
たったこれだけで僕の生活は激変しました。端的に言うならば、ロスが大幅に減りました。
今までぐだぐだしていた時間を切り詰めて生活出来るようになったのです。これは僕の人生における劇的な変化でした。如何せん、一人暮らしの男性+ぼっち勢というのはすごい気ままな生活ができるので、無限にぐだぐだする時間を生み出すことが出来ます。そして僕の意志力は比較的弱いので、その場の自分の感覚に流されてしまってたのですが、リマインダーとClearのお陰でそれが相当に減ることが出来ました。
ぐだぐだと書きましたが、リマインダーで多くのタスクを消化し、Clearでルーチンミスを減らすことで僕の時間の多くは生み出されていき、結果として散らかった部屋が綺麗な部屋へと生まれ変わったのです。
今後もこの状態を保ちつづけていきたいと思いました。

不満点

僕の人生を劇的に変化させたiPod touchですが、不満点が無いわけではありません。最大の不満点はバイブレーション機能が無いこと。メールが届いた事が理解できないってのは実に辛いことですね。
iPhone 5Sが出たら即効で乗り換えますわ^ワ^