スキップしてメイン コンテンツに移動

玉虫色の表現

昔の職場で使われた言葉に「玉虫色の表現」というのがあった。
読み手によっていかようにも解釈出来る表現を揶揄してそう言っていた。
これが良いか悪いかは別として、僕はこの表現を身に着ける技術を学んだ。
世の中0か1か、YesかNoで通らないというのを知ったきっかけの一つでもある。

僕自身、文章を書くときはなるべく正確、且つ明解に書く事を目標としているが、この玉虫色の表現はそれの真逆に位置する。
とにかく曖昧に、不正確に書くのだから。
いや、もちろん、厳密に読めば不正確ではないのだが、意図的に「勘違い」させる事が出来るので僕は不正確だと思う。

プログラムの設計書は正確に記載するのが望ましいが、あらゆる政治上(笑)の理由により、正確に書く事が望ましくない状況は腐るほどある。
そこで全てを詳らかにするよりは、玉虫色の表現を使って表面的な隠ぺい工作を行う事により、物事が上手く進める方が物事が効率的に進む。
これが正しい方法だとは思わないが、実務をやってると真面目にぶつけると難色を示す人が多いのだ。

最も玉虫色の表現は自分の直属の上司に見せる段階では使わないほうが望ましい。
直属の上司には全部公開して、その上で玉虫色の表現を使ってごまかすか、ストレートに行くかを提示するのが「筋」の通し方だと思う。
この筋を通さないと最終的にお鉢は自分に回ってくる。
筋もどこまで通すかの見極めも難しくて、これはその職場職場で色々変わってくるが、それはその場その場の「空気」を読む必要がある。
論題と外れるのでこれはここまでで止めておくが、この筋通しの見極めも中々面白い。

さて、ぐだぐだと書いてきたが、ここで読者に質問。
玉虫色の表現を使ってる人、いますか?
経験者から言わせてもらうと、その技術は今後役立つかもしれないし、役立たないかもしれない。

職場のカラーに合わせてその技術の引き出しを上手く使い分ける事が重要です。
玉虫色の表現は便利ですが、使いどころを誤ると後で痛いしっぺ返しが来ます。
ですが、直球勝負よりもこのような変化球を混ぜる事でピンチを切り抜ける事が出来る事もあります。

そんな事をふと思いついた午後でした。
落ち? 無いよ?

コメント

このブログの人気の投稿

EFIブートローダを移動した話

EFIブートローダを移動した HX90に環境を整え終わってから、アホな事をしたので、その記録を残す。 SSD: Cドライブ SSD: Dドライブ(データストレージ用) + ESP※ SSD: Eドライブ(データストレージ用) ※ESP(EFI System Partition) インストールした時、こんな構成だった。 ESPがDドライブにあるのが気持ち悪かったので、これを削除した。 そしたら、BIOS画面が出るだけになり、Windowsが起動しなくなった。 移動手順 この時の自分はMBRをふっ飛ばした時と同じ現象だと思ったので、MBRというキーワードで検索したが、今はEFIブートローダーと呼んでいるらしい。 【Win10】任意のディスクにEFIブートローダをインストールする 色々検索した結果この記事が参考になった。 Diskpartを使って、パーティションを新たに分割し、bcdbootを実行して、無事に事なきを得た。 パーティションの分割はこんな感じ Diskpart Select volume 0 shrink desired = 200 Select disk 0 Create partition EFI size=200 Format quick fs=fat32 label="ESP" Assign letter=P exit EFIブートローダーのインストールはこんな感じ bcdboot C:\Windows /s P: /f UEFI ちなみに、自分の環境だけの問題なのだが、コマンドラインで、「\」を入力するのができなかった。我が家のキーボードはHHKBだけなので、日本語配列を無理やり適用されると、バックスラッシュが入力できないという不具合が生じる。 結局、コマンドプロンプトからマウスで範囲選択してコピーして貼り付けるという荒業でクリアした。 普通の人は、何も考えずに、\を入力すれば良い。 最終的に SSD: Cドライブ + ESP※ SSD: Dドライブ(データストレージ用) SSD: Eドライブ(データストレージ用) ※ESP(EFI System Partition) という構成に切り替えることができた。

PlemolJP導入

PlemolJP を導入した 思い立つことがあり、 PlemolJP をインストールする事にした。 自分は、PowerLine を使っているので、PlemolJP Nerd Fonts 版である、PlemolJP_NF をダウンロードしてインストールした PlemolJP の releases から、PlemolJP_NF_vx.x.x.zip をダウンロードする。 zip を展開し、PlemolJPConsoleNF-Regular.ttf をインストールする set guifont=PlemolJP_Console_NF:h18 を gvimrc に書く(フォントサイズはお好きに) ちなみに、これは Windows 限定の設定なので、Mac や Linux などで導入する際には、別の方法をオススメする。 余談 gvimrc に指定するフォント名が微妙にわかりづらい。 普段は、 set guioptions-=m してメニューバーは出していないが、今回は :set guioptions+=m を実行して、編集 → フォント設定からフォントを選び、フォント名に入力されている文字列をコピペして、スペース部分をアンダースコアで置き換えた。 この辺のルールとかに詳しい人にぜひとも教えて欲しい所。 導入した感想 今までの Powerline フォントはいまいちなのが多かったが、PlemolJP の表示は非常に良い。 今後はこちらをメインで使って行きたい。 あと、僕はヱビス派です。